2010年10月14日木曜日

10年振りのフランス語学習

フランス語を再び勉強し始めている。9月からアテネフランセに週一回(毎週水曜日)通っているのだ。週一回三時間。フランス人による直接教授法。それなりのものだ。仕事が終わってからその足で行って9時半まで。スタートしてから13日で1カ月が過ぎ、4回が終わった。これからが正念場、と考えて打ち込んでみたい。
大学に入って第2外国語で履修したのが20年近く前。その後、1カ月だけトゥールの語学学校に滞在したり、ラジオ講座で勉強したり、フランス語検定を受けたり、フランスへ旅して日常会話を楽しんだり、とささやかながらつながりを持っていたが、ここ10年ほどはぱったりと縁が切れた。おそらく、2001年の冬、妻と20日間ほどフランスを旅行したのが、「生の」フランス語との最後の接触だったかもしれない。前にも述べたが、妻はその後も断続的にフランス語に接しているため、常に身近なところにフランス語は存在した。しかし、なかなかペンを片手に勉強するまでには至らなかった。それこそ、昔の良い思い出、にしてしまおうと思ったこともあった。
でも、これから何年生きるか分からないが、せめてもう一ヶ国語ぐらい、触れておきたい、と思ったのである。通訳したり翻訳家になったりなどという大きな目標などではない。実際に、この1カ月間で、自国語以外に触れる効用は多いことに改めて気づくのだ。まず、フランス語を読む(まだ、見る、というレベルだが)ことが、楽しくなりつつある。そして、フランスのことを自然に気にするようになった。これは、日々の生活に潤いを与えると思う。視野が広くなる、と言えば一般的すぎるが、世界は広い、ということが実感できるだけでいい。

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