2011年5月10日火曜日

独立するということ(4)

早いもので5月。独立してから1か月が過ぎた。少しずつ具体の仕事(つまり本作り)に取り掛かり始めた。原稿を読んだり、著者の先生方とお会いしたり、電話したり、メールのやり取りをしたり…、といった当たり前の仕事をしていることが嬉しい。そう、ようやく一歩前進した気分である。

朝起きてから夜布団に入るまで、どんな行動も仕事と関係して思考している、と言ったら大げさだろうか(仕事をしている、という意味ではない。ただ、頭のどこかで社のことを考えている、という意味です)。
今自分がやっていることが、社(といってももちろん社員は私一人だが)の全体の流れでどこに位置するのか、今やるべきことはこれでいいのか…etc.
常に自分を鳥瞰しているもう一人の自分がいるのだ。
私は、公務員時代も出版社勤務時代も、そうありたいと意識してきたつもりではいるが、やはり、こうして独立すると、組織の一員である時とは緊張感が違うな、と実感する。
時間の使い方、感じ方が全く異なるのである。

そして、独立してつくづく実感することをもう一つ。
仕事で多くの方々と接するが、その場その場で自分の責任で発言でき、相手にもそう受け取ってもらえること、これは何よりの違いかもしれない。

0 件のコメント: