2010年5月27日木曜日

私の道程5

中学生になってようやく「成績」というものを気にし始めたのかもしれない。英語の勉強がスタートし、通知表が5段階評価になり(小学校は3段階だった)、学年内で15位以内の氏名が公にされたことで、自然に、そういう雰囲気が醸成されたのだろう。たしか、中学進学と同時に「進研ゼミ」を始めた。通信教育である。何か少しは勉強を、ということだったのだろう。
机に向かう、ということが一応習慣となったのは良かったと思う。少なくとも苦痛ではなかった。でも、どうも集中力に欠けている、長時間机に座ったまま、というのが苦手であった。残念ながら、これは、現在まで続いているような気がする。飽きっぽい、という性格だ。
テレビで芸能人を見るようになったのは、ちょうどこのころだった。小学時代は全く無関心だったからその反動かもしれない。家にビデオが入ったのもそのころ、そしてCDが登場した時期だった。
勉強以外で何か興味をもったものがあったかしら、と記憶をたどっても思いつかない。読書、と言ってもあまり記憶にない。
ただ、中谷宇吉郎の本を読んで感想文を書いたことはなぜか覚えている。「雪」への親近感がそうさせたのだろうか。

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