2010年5月25日火曜日

私の道程3(相撲に熱中した小学時代)

小学校時代に熱中したこと、と言えば「大相撲」だった。同じクラスのI君が相撲好きだったこともあったろう。年6回の本場所をテレビで観ることがなによりの楽しみ。贔屓の力士は、北天祐。北海の白クマ、と呼ばれたあの姿に子どもながらほれぼれしていた(数年前、若くして彼は亡くなったが、彼以上の端正な力士は彼以後出ていない、とひそかに考えている)。初めて本場所を観戦したのは、確か小学5年。蔵前国技館まで父と弟と来た。確か、両国に移転する前の最後の場所だったかと記憶している。I君とは、休み時間に教室の後ろで相撲を取ったり、砂場を土俵代わりにしたり。
当時、相撲関係の雑誌が確か3誌出ていた。ベースボールマガジン社の『相撲』、読売新聞社の『大相撲』、と、NHKが場所ごとに出していたもの。片っぱしから貪るように読んでいた。そして、双葉山、羽黒山、栃若、柏鵬、……なんていうことまで手を出していたから、尋常ではなかった。
しかし、興味、というのは移ろいやすいのか、私が飽きっぽいのか、中学に進むと徐々に相撲への関心は薄れた。I君と別のクラスになったこともあろう。また、相撲が「おしゃれ」でないことを直感で感じたからかもしれない。思春期に入り、何となく皆と同じこと、に志向していったのだろう。今、5歳の甥っ子が大の相撲好き。この後どうなることやら。

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