2011年11月5日土曜日

『図書新聞』で、柏倉康夫先生のインタビュー記事が出ました

『指導者はこうして育つ』の著者である柏倉康夫先生のインタビュー記事が、『図書新聞』の11月12月号に掲載された。
顔写真入で大きく扱っていただいた。『図書新聞』の皆さまには心から御礼申し上げたい。

本書のタイトルに「指導者(リーダー)」と入っていることから、どうしても、エリート教育を主眼にしているように思われがちであるが、決してそうではない。小中学校の教育についても多くのページを割いている。
今回の記事でももちろん触れている。フランスの子供たちは、「人はみんな違う考え方をする」ということを学んでいる、と。

そして、フランスでは、グラン・ゼコール出身者の特権的地位に対する問題があることも、読み取っていただきたいのである。

インタビュー記事で、柏倉先生は、次のように述べる。
「・・・フランスの社会では、学校の成績が万能ではなく、家具を直す技術を持っている人や、穀物を上手に育てる人は、その能力によって社会的に十分尊敬されてきました。それが崩れたとき、教育的資産を身につけた者が得するようになったらどうなるのか。みなが社会の中で役割があるのです。そのことが忘れられがちなのが大きな問題です。」

ぜひ、一読をお勧めします。大きな図書館などには必ずありますし、もちろん、都内の大型書店などでは、雑誌コーナーで販売していますので。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

新聞で書評を見て一目惚れして本を買わせていただきました、直感に違わぬ素晴らしい本だったと思います。
これからも良い本を世に送り出していただきたいと願っています。
お疲れのでませんように。

吉田シンヤ さんのコメント...

kozz22さま、コメントをありがとうございました。
「一目惚れ」とは、嬉しいお言葉!
内容についても「素晴らしい」と評価いただき、光栄です。
本書が、吉田書店にとっての1冊目。一歩一歩頑張ってまいります。
どうぞこれからもご支援を。
お気づきのこと、読みたい本のこと、または書きたいこと、何でも結構です。ご意見をお寄せ下さい。